ストロベリーライフ課題図書を読んであらすじ感想文簡単にまとめてみました。
2021/08/06
苺(いちご)栽培のノウハウがいっぱい?!
今回は読書感想文課題図書ストロベリーライフ 荻原浩著 毎日新聞社出版を読んであらすじ感想文簡単にまとめてみました。
4620108235 ページ数は、351ページで読み応えあります。直木賞受賞後、最初の作品です。荻原ワールドを体感!
ストロベリーライフ あらすじ
東京の広告代理店で働いていた恵介が念願の独立、半年は順調だったが徐々に仕事の依頼が減る。
そんな時、実家の農業を営む父が倒れて入院に。実家の農業を手伝う事になりました。
トマトより儲かるという理由でイチゴ栽培に変更。
本業の広告代理店の依頼もないので、どんどん実家の農業にのめり込んいく。
本を読みながらイチゴ栽培に没頭する恵介。
妻は、手のモデルをしているので、農作業は出来ない。
恵介の良き理解者として自宅と恵介の実家を行き来する。
農家ならではの、野菜の美味しい食べ方、なぜこの野菜をみんな栽培するのか?裏情報もあります。
イチゴ栽培も順調にいき、イチゴ狩りが出来る農園に発展。たちまち・・・・
ストロベリーライフ 読書感想文
実家で農業を営む父親が倒れて家業を継ぐ・・・。よくあるパターンですが、そのまま作品になっています。
文芸作品でもありますが、実用的要素もある作品です。実際に自分がこうなった場合のシュミレーションになり共感がもてます。
実家が農業のみならず、他の業種にもあてはまると思います。
田舎と東京の野菜の味が違う・・・。
かぼちゃ、さつまいもは収穫してから1カ月ぐらい置いたものがおいしい。
トマトは収穫してから、1日2日置くと味がまろやかになる。夏のきゅうりは、おそろしく育ちが早く半日で大きくなり収穫し忘れるとすぐヘチマのサイズになるとか、初めて聞いたものが多く農家の知恵はすばらしいと思いました。
恵介氏が、土まみれの作業着より、友達の父親みたいにネクタイを締める仕事をしたかったというのは、自分の父親は毎日作業着ばかりなので、私もすこしそう思った時期もありました。
20歳前半はみんなそう思うみたいですね。今では父親の作業着姿はかっこいいし、シブイです。
私が一番面白いと思ったところは、「農家の息子に生まれたからと言って農作業について専門的な知識があるわけでもない。
サラリーマン家庭の子どもだって、親が会社でどんな仕事をしているか、くわしく知ってる人間はあまりいない。
それと同じだ。」です。私の場合、父親が電気工事関係の仕事をしていたので、電気に詳しいわけでもありませんでした。
よく小さいころ、父親の仕事についていった時は、父親の作業を真近でみていました。
父親は、これはこうで、これはこうだといろいろ説明しながら、作業をするのですが、チンプンカンプンでした。ぜんぜん興味が無い訳じゃなかったが、学校が休みでただ暇だったからということもあったかもしれません。
ごめんねお父さんという感じです。
作品の中で、イチゴ栽培が軌道にのり、イチゴ狩りもできるようになった時は、もう恵介は、完全に農家のせがれになっていました。
イチゴ狩りはすごく大好きです。
シーズンになると、通りには、イチゴ狩りののぼりがたくさん立てられます。
私がいつも行ってるところは、だんだん有名になり、はとバスのコースにもなりました。
体全体にイチゴの甘い香りを浴びる感じです。
練乳漬けもおいしいですが、私はそのまま派です。
季節は冬なので外は寒いのですが、イチゴのハウスに入るとポカポカ暖かいので、気持ちがいいです。
本文の中でパスタのレシピの紹介がありました。
トマトの代わりにイチゴを使うとまた違ったおいしさがあるというのがありました。
今度試してみたいです。
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