百田尚樹著 戦争と平和を読んであらすじ感想文簡単にまとめてみました。
2019/06/16
百田尚樹著 戦争と平和 発売してすぐにランキング上位へ!
お疲れ様ですヒガシクワンです。新潮社 百田尚樹著 戦争と平和を読んであらすじ感想文簡単にまとめてみました。発売してすぐにランニング上位に入りました。百田氏の本は読み始めてすぐに読者の興味をつかむ内容らしいです。本人もそのような設定になってると以前の著書でコメントしています。
百田尚樹著 戦争と平和 あらすじ
第1章 ゼロ戦とグラマン
ゼロ戦とアメリカ戦闘機のグラマンの比較。曲線が多く、選ばれた職人しか制作できないほど芸術的なゼロ戦。一方、直線調が多くシンプルなグラマン。軽量で俊敏な動きができるゼロ戦。しかし、軽快な動きで攻撃型であるがためにパイロットの背中の部分の鉄板を薄くしているなど、あまりパイロットにやさしくない。
グラマンの場合作りは直線部分が多くおおざっぱだが、鉄板を厚くするなど、ちょっとの攻撃でもパイロットを守る。直線が多く簡素なデザインは、大量生産に向いている。
パイロットの待遇も日本は、毎日、戦闘に行く。アメリカは、1フライトすると次の日は休みなど、ローテーションで行う。アメリカの場合、もし攻撃されて海に落ちても、すぐ船で助けに行けるような体制になっている。日本は、パイロットは消耗品。アメリカは宝扱い。
第2章 永遠の0は戦争賛美小説か
大ヒット作永遠の0(ぜロ)の制作ドキュメント。戦争を舞台にした作品。単行本は、太田出版ですが、文庫本は、講談社。文庫化にともなう、現場の葛藤。
第3章 護憲派に告ぐ
各国の憲法と軍隊を日本と比較をしながら紹介分析。
百田尚樹著 戦争と平和 感想文
攻撃のゼロ戦 防御のグラマン
新潮新書 大方言、鋼のメンタルと続き3作目でますますパワーアップしてる百田節。私が大変興味を持ったのは、第1章のゼロ戦とグラマンの比較でした。祖父も当時戦争に行ったという事で今回の内容に非常に興味がありました。非常にわかりやすく書かれています。
ゼロ戦は、今でも、美しい飛行機だと思います。作る工程で、大変な苦労があったなど、本書に書かれています。大量生産ができず、こだわりすぎたのも、日本らしいと思います。一方アメリカは、効率的というか、グラマンは、大量生産向きだったが、初めて本書で知りました。
日本は毎日出動、アメリカは次の日休み・・・・。パイロットの待遇にこんなに差があるなんて初めて知りました。アメリカは、野球で言えば、先発、リリーフ、押さえみたいにパイロットを大事にしていたのがわかります。一方日本は、先発が最後まで投げ抜くみたいで、この当時から、ベースボールと野球みたいな感じがします。
ゼロ戦の戦闘力は、敵が認めるほど素晴らしかったことにさすがと思いました。しかし、防御のほうが厳しかったらしいです。グラマンのほうは、まず最初に防御ありきで、そのまま打たれても帰ってこれるスペックがあったことに、アメリカは戦闘のプロなんだと思いました。
永遠の0文庫化に書店の現場も期待しました。
戦争を舞台にした 永遠の0は、太田出版より単行本(ハードカバー)として発売されていました。どこかの情報で文庫化になると聞いてこれは売れるなと思いました。単行本時代からある程度売れていました。しかし、値段が1728円とちょっとお高めだったので、お客様より「文庫いつ出んの?」の問い合わせが多かったです。
当時、太田出版では、文庫は出ていなかったので、お客様には、「太田出版が文庫を出していないので文庫化は厳しいと思います」とよく言ってました。でも講談社から発売されたので本当に良かったです。
第2章の太田出版、百田尚樹氏、講談社とのやり取りが面白かったです。講談社の担当者が、文庫初版はいくつで行きましょうとか、どんどん冊数が上がっていくのでちょっとスリリングでした。このあたりは、書店人が読むと面白いところだと思います。
この問題はYES、NOは難しいです。
第3章の護憲派に告ぐなのですが、各国の憲法、軍隊について紹介されています。私もすごくためになりました。ちょっとここでは、コメンしずらい内容です。百田尚樹氏の熱い思いが伝わってきます。
百田尚樹著 戦争と平和 まとめ
今回の戦争と平和は、いままでの作品と違って笑いというのは無かったですが、日本人みんなに知ってもらいたい現実だと思いました。
以上百田尚樹著 戦争と平和を読んであらすじ感想簡単にまとめてみました。でした。
最後まで閲覧ありがとうございました。
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