本屋大賞ノミネートから授賞まで書店側の裏側を話します
お疲れ様ですヒガシクワンです
本屋大賞はドル箱的存在です
だって絶対に売れるんですから・・・
今は書店から足を洗っているので本屋大賞の裏話をちょっと紹介します
本屋大賞は 書店業界では1、2を争うイベント!
ここ何年か前から授賞作品は何日か前から決まっています
その間に本を発表前日前までに重版して全国書店に出荷します
「本屋大賞おめでとう!!」の帯が巻かれた本はバックヤードにお客さまの目につかない場所にかくしておきます
発表後に店頭に陳列します
それまでは「本屋大賞ノミネート!!」の帯の本を展示しています
ここ何年はこの方式でお客様がすぐ店頭に行かれても本を手にすることができ売り逃しを防いでいます
直木賞 芥川賞でも受賞が決まってから重版又は芥川賞は発売日が決まるほどです
本屋大賞は絶対に失敗はしていけないというプレッシャーはあると思います
裏工作ではありませんが書店のバックヤードでは準備をして本屋大賞を迎えています
本屋大賞に食われた直木賞 芥川賞
本屋大賞は今や直木賞 芥川賞を食ってしまっています
今まで本屋大賞を受賞した本は必ずベストセラーになっています
残念な事は最近はメジャーな著者を選びすぎてる感があります
2017年度授賞の「蜜蜂と遠雷」恩田陸著あたりからそのような傾向があると思います
おまけに直木賞も受賞しています
本屋大賞初期の頃は読者からは「こんなおもしろい作品を書く人いたんだ、そういうのを発掘するんが上手なのはさすが本屋さん」と思われていたと思います
本来は賞を取らなくても十分売れる作品ばかりです
本屋大賞ランキング式はやめたほうがいいと思います
本屋大賞は毎回 10作品ノミネートされます
発表の日は大賞から10位までランキング表示になります
正直に申しますと2位以下は本当に売れません
大賞だけの発表で十分だと思います
ノミネート作品はすべて良い作品なのに残念です
私は3位以下は何位の帯を外して販売していました
そのほうが動きがよかったです
私としてはもっと発掘部門がメインでいいと思います
今の本屋大賞はただの人気投票にしか感じません
一般読者に見透かされてしまいます
まとめ
そんなことみんな知ってるよと言われそうです
そうなんですよね売れればすべてヨシ
出版界を救うのは本屋大賞です!